〔024〕くだらない
 
 
 どうして、こんなことになったのだろう。
 
 なんで、俺がこんなことをしないといけないのだろう。
 
 どんな理由があって俺が此処にいて、この、訳のわからん仕事をしていなければならないのだろう。
 
 
「くだらない」
 
 そう、今日も呟いた。
 偶然来てしまった奴を眺め、たまに、二度目、三度目の方々を見て、俺って必要ないなぁと考え、“それ方がいいんだよ“と、俺にだけため口を聞く、髪の色だけ違う、話し言葉も、性格も違うが、外見がそっくりな奴に言われ、また、この仕事について不満を持つ。
 だったら必要ないだろ、っと。
 その、髪の色意外そっくりな奴は、性格は温厚で俺と比べると天と地の差とか、月とそっぽんとか、よく言われる。
 俺と比べるのが問題だろうけど、それは大間違いだ。確かに、俺は月とか、天とかに値しないだろう。けど、あいつに比べたら・・・・。
 あれは外面がよすぎるんだ。ま、腹黒くて、なかなか気づかない、って事もあるんだろうし。でも、さらっと凄いことを言っていく。

 これは、あいつと一番付き合いの長い俺が言うんだから間違いない。
 何で一番か、って? そんなの決まってんだろ。俺はあいつ、ラバの双子の兄になってるからな、設定上。
 誰が決めたんだか。くだらない。
 
 
 さて、その不必要で、くだらない仕事手のが、此処の門番だ。
 何のために誰が作ったのか。これこそくだらない質問だな。此処では。
 だったら、門番って役職が、可笑しいのか。
 
 前にこんな愚痴をこぼしてたら、アイツ、なんていったと思う?
 
 思い出しただけで、腹が立つ!
 
 “でも、その門番をやってるんでしょ? 代わりの方を捜そうともせずに”だと。
 これで口では、“僕は兄を尊敬しています”なんて外で言ってるんだ。やってらんないよ。
 ああ、くだらない。本当言ってやってらんない。
 
 俺は此処で帰るよ。はぁ? 門番が中でのんびりしていられるかってんだ。
 じゃあな。







END



あとがき

いかがでしたか?
今回はゲストとして、我がサイト”早竜の巣さりゅうのすの門番”バラン君をお招きしました。
なんだか、悩みをぶちまけていって・・・・。と言った感じでしたが、どうでしょう?;;;;

この兄弟は現在、の「〜フリー素材〜★テキスト」管理をしています。
(*閉鎖しました。詩は「傷跡」に移動していますが、現在は配布していません。)



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