〔031〕夢から覚めても
 
 
眠ることが、唯一の安らぎだった。
そう信じていた。
 
あの日目覚めるまで。目覚めて、世界を見るまでは・・・・。
 
 
 
何処にいても変わらない風景。

夢を描いてそれに浸っていても、冷めた時の絶望感がたまらなく痛くて。

だったら、かなわない夢なんて見ないほうがいいなんて思ってしまう今日この頃。
 
 
これが夢だったら、と、何度も思って、これが冷めてもきっと変わらない、と、どこかで実感している。
 
こんな冷めたくだらない考え方をしているけど、実際、それほど人生諦めちゃいない。
 
 
だってそうだろ?
かなわない夢は、確かにある。

何もしないでおぼれていることも、できる限り頑張ってそれで絶望を味わうことも、あることはある。
 
それについて、如何考えるか
 
それだけだ。
 
 
だったら、やって駄目だったほうがましな気がする。
 
確かに、やらずに駄目だったら、やれば出来たかもしれないで、自分をある程度のレベルで保てるけど、錯覚を犯して騙していられるかもしれないけど。
そんなんでは、生きてるなんていえないから。
 
だから、絶望を味わおう。
 
何度でも味わおう。
 
 
くだらないことだけど、それが自分で選んだ道ならば、顔をあげて歩いてやる。
 
 
 
そして、今日も目覚める。
 
夢から覚めて、絶望して、それでもまた夢を見る
 
 
何時かは、何時かは、と。
 
かなうと信じて・・・・・。
 
 
 
希望を捨てきらない自分が、そこにはいる。

 

 

 

 

 

 

            END

 

 

 

 

 

あとがき
 
 
どうでしょか?
久々の 詩 です。色々な 夢 を掛け合わせて見ました。
結局、諦めが悪いんですよ〜色々と。だから、頑張っているんですけど。
 
最後の一文、書くべきか、書かないべきか、迷いました。
書きたかったけど、書かなくても伝わりそうで、伝わるなら書きなくないなぁ〜、と、思いまして・・・。
結局、書いてるんですけど・。(とほほほほ・・・・)
 
まだまだ、精進していかなければと思う、今日この頃です(笑)







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