〔100〕すき
好きだった。
今も好き。
すごく好き。
だけど、それはもう、許されない。
選んでしまったから。
どちらかと言われて、僕は拒絶した。
恋愛感情とか、そういうものではなくて。
ただ、好きな人。
最初の理解者だと思う。
僕のことを、知って欲しいと思った最初の人。
知りたいと思った最初の人。
僕のことを、僕以上に知っていた人。
貴女のおかけで僕は、周りに興味をもった。
だから、僕は貴女と行くことを選べなかった。
大切なものに気付いてしまったから。
捨てることなんて出来なかったんだ。
あの事件で、貴女は行方不明になった。
皆は死んだものと考えているけれど、僕も、生き延びれたとは思えないけれど。
何処かで会える気がする。
矛盾しすぎているけれど。
貴女と出会ったこの場所で、僕は生きている。
唯一の接点であるこの場所から、離れられないでいる。
執着しているわけではないけれど。
それだけが理由だけではないけれど。
理由の一つとして、あげるなら、僕は躊躇しないだろう。
僕は貴女に出会えてよかったと、心から思う。
そんな貴女に僕は、「ありがとう」といいたい。
そして、そんな貴女に僕は、聞きたいことがある。
[無限城]日比野優の心情。
本編に出てくるかもしれません(笑)
平成二十一年八月ニ十一日(金)